日本郵船（株）は、韓国の現代重工業（株）蔚山（ウルサン）造船所にて同社最大のコンテナ船「NYKVEGA」の引渡しを受け、共同運航組織「グランドアライアンス」の欧州航路「EU4」に投入した。
「NYKVEGA」は、現代重工業（株）と（株）アイ・エイチ・アイマリンユナイテッドに4隻ずつ合計8隻発注した同社最大の8600TEU型コンテナ船の第一船。
大型コンテナ船の投入により、中国を中心として拡大する輸送需要に対応すると共に、新鋭船によるスケジュールの安定化、船体の大型化によるコスト競争力の強化を図る。
今後8隻のシリーズ船は2008年前半までに順次竣工し、グランドアライアンスの欧州航路に投入する予定。
尚、“NYKVEGA”を含め新造するコンテナ船8隻は、以下の通り電子制御エンジンや燃料油の流出を防止する船体構造の採用など、最新の環境対策を施しました。当社は今後とも新造船の建造にあたり、地球環境に優しい最新技術の開発導入を積極的に進めていきます。
NYKVEGA概要
全長：338.17m
型幅：45.60m
計画満載喫水：14.50m
総トン数：97,825トン
載貨重量トン数：約94,000トン
主機関：B&W12K98MC（出力約87,060馬力）
造船所：現代重工業（株）
