（株）日立物流は12月14日、（株）資生堂が保有する同社の物流子会社・資生堂物流サービス（株）の発行済み株式90％を28億円で取得するとともに、資生堂の物流業務を一括受託することを決めた。日立グループ以外の顧客としては最大規模の受注。
資生堂はかねてから物流改革を検討しており、日立物流が資生堂物流サービスの譲受を前提とした物流構想を提案、合意に達したもの。
日立物流は「システム物流事業を展開する中で培ってきたノウハウ、情報システム構築力をベースに、より合理的な物流センター運営、輸配送システムを実現し、資生堂の事業発展に貢献できる」としている。
株式の譲受日は2007年4月1日で、当面は現行の運営体制で業務を引き継ぎ、拠点再構築、作業生産性向上、輸配送費改善を通じて物流コストの低減を図る。
日立物流は資生堂のトイレタリー事業を運営するエフティ資生堂の物流業務を受託運営しているが、当面は現状通りの体制で運営する。
