LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

アスクル/今後3年で最新物流拠点など大規模設備投資

2006年12月20日/物流施設

アスクル(株)は、次世代ビジネスモデルを構築すべき新たな成長段階に入ってきたとして、今後3年間で情報システム、物流センター構築など大規模な設備投資を実行する。12月14日に発表した2007年5月期中間決算(連結)の中で言及したもの。

次世代ビジネスモデル構築への取り組みの一環として、ことし9月には新たな大阪物流センター(大阪ディマンドマネジメントセンター)を稼動。こうした積極投資により「経営指標数値は一時的に低下」する見通しだが、構造改革などのコスト削減を進めることでカバーする。

大阪DMCはクロスドッキングを効率的に行うマルチバースを備えた、コンテナ着荷対応の海外調達の物流拠点で、6階建ての施設(延床面積7万2,600㎡)に最新の物流設備、システムを導入。従来の分散倉庫統合による在庫集約で在庫転送コストの最小化を図ったほか、東日本エリアで災害が発生した際にバックアップする拠点に位置づけている。

また、センター業務ではABC分析(活動基準原価計算)を伴うきめ細かいコスト管理など、「新見える化システム」を導入したほか、クロスドック支援、全国最適引当管理、最適ロケーション管理、商品トレーサビリティ管理など「新WMS」による大幅な効率化、物流高度化を図っている。

今後は、2007年中に仙台の物流拠点が稼動を開始するほか、間接材一括購入システム、SCMシステム、新調達システムなども整備する方針。

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース