アステラス製薬(株)は12月20日、欧州の生産子会社であるアステラスドイチェランドGmbH(本社:ドイツ)のミュンヘン工場、クリンゲアイルランド工場の資産とプロディツェオーニファーマシューティッツェカルガーテS.r.l(本社:イタリア、カルガーテ工場)の全株式をドイツ医薬品会社テムラーグループ(オーナー:Hans Joachim Ricken)に一括譲渡することについて、両社間で合意に達し、譲渡契約を締結した。
アステラス製薬は、2010年度を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画において、最適な生産体制の確立を目的として、現在18ある生産拠点(国内9、海外9)を2010年度までに10拠点程度に集約する。
テムラーグループはドイツに本社を置く医薬品製造販売と製造受託企業であり、欧州において長年にわたる経験と実績を有し、3工場の譲渡に伴い、約400名の従業員はテムラーグループへ移籍するとともに、各工場で生産している既存品についてはテムラーグループに製造委託する予定。
当該3工場の譲渡は、2007年1月1日の予定で、欧州生産拠点統廃合費用として2006年度の業績予想において約46億円の特別損失の計上を予定しておりますが、若干増加する見込み。