JFEコンテイナー(株)グループは、西日本地区において伊丹工場での製造を堺工場、水島工場に移管・集約し、グループ全体で国内6工場から5工場に生産体制を再編する。
現在、伊丹工場は近隣の住宅化が進み、今後ますます環境問題への厳しい対応が求められ、長期的にはドラム缶事業の継続が難しくなっていくことが想定され、近年他社との事業統合によりペール缶工場とガスシリンダー工場を閉鎖したことから、その跡地が遊休化しており、土地の有効活用も課題となっていた。
このような課題を解決するために、現在伊丹工場で行っている鋼製ドラム缶生産を堺工場、水島工場に移管・集約し、伊丹工場を閉鎖することとした。
生産移管に際しては、堺工場・水島工場への一部生産設備の移設、生産能力向上の設備投資と稼動時間の延長等を行います。化成処理の種類も増やし、缶内清浄度・品質レベルのさらなる向上対策、検査の強化も行う。
出荷・物流の体制については、製品ヤードの拡充、出荷・物流システムの改善を行い、顧客に対するデリバリーサービスの向上を図る。
実施時期は、2007年5月初旬の連休および8月の夏休み期間に必要な設備工事を行い、工事完了後直ちに生産移管と伊丹工場の閉鎖を8月20日、目処に実施する。
なお、伊丹地区にあるJFEコンテイナーの本社を、2007年10月を目処に東京に移転する。