日本郵船(株)は、中国・首鋼集団(:中国・北京市)と西豪州産鉄鉱石の16年間に亘る長期輸送契約を締結した。
日本郵船は、2006年3月、ブラジルから中国向け鉄鉱石のCOA契約(1年間)を同社との間で締結しているが、16年間に亘る長期輸送契約は今回が初めて。契約開始から2008年度末までの約1年間は既存の自社ばら積み船を、その後は新造ばら積み船を投入する。
首鋼集団は、1919年設立の中国国内でも歴史のある鉄鋼メーカーで、2005年度粗鋼生産量は1,044万トン(中国・第6位)。同社は2008年度には河北省の曹妃甸(Caofedian)地区に新工場の建設を決定しており、この度の契約により、同工場への原料輸送に携わる事になる。