（株）ダイエーは1月30日、有利子負債の圧縮を目的に、東京建物（株）が設立した特定目的会社（SPC）3社に対し、グループの物流関連施設5件を含む全国31物件をリースバック方式で譲渡すると発表した。
譲渡する物流関連施設は川崎食品センター（川崎市川崎区）、茨城食品センター（大阪府茨木市）、堺流通センター（堺市西区）、福岡流通センター（福岡市東区）、福岡食品センター（福岡県筑紫野市）――の5件で、譲渡後もダイエーグループが賃借利用する。譲渡価格は信託受益権、現物譲渡を合わせて875億4,600万円。
これらの譲渡について、取得した東京建物では「いずれも好立地で大規模なため、競争力の高い物件が多く、引き続き賃貸することから収益的にも安定している」と説明。
譲渡に伴う物流体制の変更については「考えていない」（ダイエー）としている。
主な譲渡施設（物流関連）
川崎食品センター（川崎市川崎区白石町）：対象土地面積45,828.97㎡、対象建物面積50,759.10㎡
茨木食品センター（大阪府茨木市横江）：対象土地面積33,173.94㎡、対象建物面積48,469.00㎡
堺流通センター（大阪府堺市西区築港新町）：対象土地面積49,578.09㎡、対象建物面積33,708.82 ㎡
福岡流通センター（福岡市東区箱崎ふ頭）：対象土地面積23,193.40㎡、対象建物面積26,293.40㎡
