フェデックスのフレデリック・スミス社長は、フランスで開かれた「フランスの魅力についての戦略会議」に出席し、フランスでの投資拡大を表明した。
同社は既に1999年以降、パリを欧州でのハブとして位置づけ、2億2000万ユーロを投資している。パリのドゴール空港は現在、毎日1000トンの貨物を扱っており、欧州最大の航空貨物基地となっている。
同社は現在、フランス政府などと共同で、ドゴール空港のハブ空港としての魅力を引き出すための協議を重ねている。
スミス社長は会合の中で、「ドゴールを軸とした統合的な地域輸送体制を整えるためにも、高速鉄道を使ったインフラ整備が急務だ」と述べた。
さらに同社長は、フランス政府が進める企業の投資増大策への協力を明らかにする一方、ドゴール空港に関する問題点として、貨物ハンドリングキャパの不足や煩雑な通関体制を挙げた。（翻訳）
