AWBプロパティー・コーポレーションの2006年12月期の決算は、1希薄株あたりFFO(FFOPS)が前年の2.75ドルから13.5%増の3.12ドルとなり、同社過去最高となった。
ただ、06年第4四半期のFFOPSは、前年同期の1.15ドルから1.01ドルに減少し、同社予測より下回った。これは、同期中の想定外の役員退任により0.05ドルの費用がかかったためで、この費用がなければ、FFOPSは1.06ドルになるはずだった。
06年の1希薄株あたり純益(EPS)は2.30ドルで、前年の2.85ドルから減少。06年第4四半期前年同期のEPSも0.91ドルとなり、前年同期の1.56ドルから減少した。同社によると、この減少の主な要因は、営業資産(Operating Property)の処理に伴う収益が低水準だったことによる。
また、同社は第4四半期中、北米、欧州、アジアの11のプロジェクトで計約270万平方フィートの新規開発およびリノベーション事業をスタートさせた。これらの投資額は計3億970万ドルにおよぶ。
同社の06年末現在の工業開発およびリノベーション事業プロジェクトは、世界中で合わせて45を数える。規模は計1370万平方フィートで、見積もり投資総額は13億ドルとなっている。(翻訳)