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ペプシアメリカ/GXSのマネージド・サービス採用

2007年02月07日/未分類

企業間電子商取引ソリューションのプロバイダーである米GXS,Inc.(以下:GXS)は、「GXS Managed Services(以下:GXSマネージド・サービス)」が、ペプシアメリカ(Pepsi Americas)に採用されたことを発表した。

GXSマネージド・サービスは、受発注業務など企業間ビジネス・プロセスの電子化、運用ならびに管理を一括して委託できるサービスで、GXSはペプシアメリカが現在使用している企業間電子商取引を生かしつつ、さらに拡充できるようなB2B(企業間取引)アウトソーシング・ソリューションを提供する。

今回の採用決定により、ペプシアメリカは、小売業者に対するサービスの質を向上するとともに、新しい事業機会にすばやく対応できる体制を整えることになる。

GXSマネージド・サービスは、高可用性アーキテクチャ、専用線で結ばれた欧州と北米の二大陸間でのフェイルオーバー対応、また現行の標準書式やプロトコルを(メーカ側の指定ではなく)使用しつつ小売業者が指定する標準にも対応できる、などの多くの特長が評価され、今回の採用に至った。

これによってペプシアメリカは、取引先の大手小売業者とはAS2やFTPなどの各種インターネット・プロトコルの活用を通じ、また中小の小売業者とは電子メール、EDI、専用のポータルサイトなどを通じて、それぞれ取引相手の規模や要件に応じた電子商取引を実現する。

ペプシアメリカは全米19の州、西インド諸島ならびに中欧諸国において、飲料の製造、配送および販売を行っており、対象となる消費者は計1億2,200万人にのぼり、売上げ規模は37億ドル、取引先である小売業者の数は数百社規模におよぶ。これら小売業者は、規模やIT能力の面で格差があるため、これまで同社では大手とはB2B(企業間)統合プラットフォームを構築し、中小とはファクスや電話を使用するなど、さまざまな取引形態を並行して維持せざるをえない状況にあった。

GXSは、ペプシアメリカが一部の大手取引先との間で現在使用している電子商取引プログラムはそのままに、これまで電子商取引を行っていなかった小売業者、納入業者、物流業者、金融機関、および各ブランド管理企業などを参加させる形で、より大きな電子商取引ネットワークを構築している。

またGXSは、ペプシアメリカの電子商取引において新たな処理機能(出荷情報の事前通知、価格表の入力、貨物の配送状況の把握、品目と価格の同期化など)を追加できるようサポートし、結果的にペプシアメリカは、B2B電子商取引ネットワークの管理をGXSにアウトソーシング(外部委託)することにより、ネットワークの拡大と機能強化を実現する。

ペプシ製品を販売している小売業者の中でも小規模事業主の多くは、ITスタッフの不足や、限られた知識などにより、企業間電子商取引に対応できないという課題に直面していた課題をただちに解決し、ペプシ製品を確実に発注してもらうために、GXSでは小規模事業主向けの専用ポータルサイトを用意し、ウェブ画面からの注文処理を可能にした。

ユーザーである小売業者はウェブ上の標準フォーマットに必要な情報を入力することで、電子商取引を簡単に、かつコスト効率よく行うことができる。

また小売業者のメリットとして、入力エラーの最小化、注文処理にかかるコストの削減、売上増、店頭での在庫切れ防止などが期待できる。なお、ポータルサイトの構築は、GXSの中小企業向けソリューションの一つである「GXS Intelligent Web Forms」が使用された。

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