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アステラス製薬/新営業システム基盤構築、SCMとも連携

2007年02月28日/未分類

日本ヒューレット・パッカード(株)(以下:日本HP)は、アステラス製薬(株)が、HP Integrity Superdomeを採用し、新営業システム基盤を構築、ITコンソリデーション(システムの集約、統合)を実現したことを発表した。

システムは安定稼動を続け、結果、システム運用コストが半分に削減され、同時に、今回のITコンソリデーションと新営業システム基盤構築により、競争激しい医薬品業界において、より精度の高いデータを迅速に、MR(医薬情報担当者)へ提供することが可能になり、スピード経営を実現する。

システムは、医薬品業界のシステム・インテグレーションに豊富な実績を持つ、(株)シーエーシー(以下:CAC)とともに構築、運用している。

新営業システムは、販売特約店が病院や薬局に対して販売した医薬品の実績データを収集・集計し、社内の約2,400名のMRに対してより精度の高い日々の更新データを提供するとともに、SCMとも連携して、スピード経営を実現している。

今回の新営業システム基盤構築にあたり、メインフレームをリプレースし、メインフレーム上で行ってきた卸販売実績データの収集やバッチ処理をオープン系サーバHP Integrity Superdomeに移行・再構築した。

台数の膨らんだWindowsサーバを約半数に統合し、ITコンソリデーションを実現し、営業システム基盤の再構築が完了した。

システムの特長は、仮想化技術で、1台のHP Integrity Superdomeを複数のハードウェア・パーティション(区画)に分割した仮想的なサーバ上で、上記の再構築したアプリケーションと複数のWindowsサーバを運用。物理的な複数のサーバを1台に集約している。

この「パーティショニング」技術はサーバ仮想化を実現するための中核となる技術のひとつで、1つのオペレーティングシステム(OS)の環境あるいはアプリケーションにおけるトラブルがほかに影響を及ぼさないようにし、独立したソフトウェアの稼働環境が構築でき、そして柔軟なシステム構築を可能としている。

2006年4月のカットオーバーから10ヶ月が過ぎたが、今回のITコンソリデーションにより、大きな効果が生まれ、運用管理体制を1つに統合することが可能になり、従来に比べて運用コストが半減している。

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