日本精工（株）は3月7日、インドの中堅軸受メーカー「ABCベアリング」社と合弁で、インドに自動車用軸受生産会社を設立すると発表した。
インド・チェンナイ市近郊で自動車用軸受を生産し、日系をはじめとした在インド外国資本系、現地自動車メーカー向けに製品を供給する体制を構築する。
日本精工は1998年からABCベアリングに軸受の技術支援を行っていたが、インド経済の急成長で拡大している自動車生産に対応するため、自動車用軸受を本格的に生産する合弁会社を設立するもの。
日本精工にとってはグローバル化する日系、外国資本系ユーザーの現地調達ニーズに対応して拡販を狙うもので、ABCベアリング社はインド地場ユーザーへの拡販を図る。
日本精工の投資規模は当初5億インドルピー（13億円）で、2010年までに当初分を合わせて8億ルピー（20億円）程度を計画している。
合弁会社概要
会社名：NSK-ABC Bearings Ltd.
資本金：5億インドルピー（13億円）
出資比率：日本精工75％、ABC25％
所在地：インド タミルナドュ（Tamil Nadu）州シップコット工業団地（SIPCOT Industrial Park, Sriperumbudur）
土地面積：8万㎡
建築面積：7000㎡
生産開始：2008年1月
事業内容：軸受の生産 HUBユニット軸受、トランスミッション用玉軸受、電磁クラッチ用軸受など
