LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

郵船航空サービス/東アジア極の本部を香港移転

2007年03月09日/国際

郵船航空サービス(株)は、世界を日本、米州、欧州、東アジア、南アジア・オセアニアの5つの極に区分し、それぞれに本部を置き、極内にある法人を統括しているが、このうち、東アジア極の本部は上海に設置していたが、香港へ移転した。

中国では、2002年から2003年に相次いで設立した華東(上海郵申国際貨運)や華北(北京郵航国際貨運)の法人運営が軌道に乗り、事業の戦略的開発を主な役割とする上海における極機能はほぼ終了した。

今後、効率的に華南を含めて中国全体を鳥瞰するために、情報リソースや物量の多い香港に東アジア極の本部を移した。引き続き、上海郵申や北京郵航を中心に、質の高い輸送サービスを提供するとともに、中国全体は東アジア極本部が香港から総覧する。

①市場性
・華南地区の各都市は外資導入を積極的に進めており、多くの外資系企業が生産拠点として進出しているが、その海外取引としての窓口は香港に設置しているケースが多い。

・香港はフォワーディングビジネスへの認識が高く、ITやロジビジネスを絡めた戦略的セールスツールの企画、立案に適している。

②情報収集
・香港は従来から貿易に関わる各種規制が無く、その他の情報ソースも多い。

③市場ニーズの把握
・華南地区には多くの日系、台湾系企業が進出していることもあり、顧客動向やビジネストレンド等の情報を入手しやすい環境にあり、市場ニーズを的確に捉えることができる。

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース