（社）日本物流団体連合会物流EDIセンターは、インターネットに対応した次世代物流EDI標準（物流XML／EDI標準）の改訂版Ver01-02を開発し、平成19年4月2日より物流EDIセンターのホームページで無償公開する。
すでに、企業間商取引にインターネットが広く使用されるようになっているが、インターネット対応EDI標準の整備が遅れているため、企業はWEBサーバを使用した個別のWEB－EDIを次々と導入している。
このWEB－EDIは、サーバ側企業（主として大手企業）では業務の効率化は図れるものの、クライアント側企業（主として中小企業）では取引先ごとの入力画面を使い分けなければならないだけでなく、社内に電子データがあるにもかかわらず再度手入力しなければならないなど、負担を強いられる弊害が顕在化してきている。
このような状況を受け、先進的な荷主業界では、インターネット対応型の業界EDI標準を開発し、受発注業務を中心に導入を進めており、これらの業界がEDI標準の対象を物流業務まで適用を拡大しつつあり、このままでは荷主業界ごとの異なった次世代物流EDI標準が乱立する恐れがある。
今回の改訂版により、物流EDI取引に必要な次世代物流EDI標準の基本部分は整備され、標準を既存EDI標準との整合性を確保するための基盤として活用することにより、各荷主業界における次世代物流EDI標準の統一化が促進されることを期待している。
標準のダウンロード先（無償）
http://www.butsuryu.or.jp/edi/index.html
主な追加事項
1.運送状況通知関係
2.運賃請求関係
3.在庫報告関係
4.倉庫料金請求関係
問い合わせ
鉄道情報システム（株）
第二営業企画部営業開発課
TEL03-5371-0194
