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日本総合研究所、積水ハウス/RFIDで住宅新築現場の「次世代型ゼロエミッションシステム」試験運用

2007年04月02日/IT・機器

(株)日本総合研究所と積水ハウス(株)と共同で、国土交通省の助成事業による「住宅等に係る省資源、廃棄物削減に資する技術開発」について、2006年5月からICタグを活用した「次世代型ゼロエミッションシステム」の構築を進め、2007年1月より試験運用を開始し、現在、順調に稼動している。

日本総研は「次世代型廃棄物マネジメントシステム」を構築しており、積水ハウスは、新築施工現場から発生する廃棄物のゼロエミッションを平成17年7月に達成し、建設副産物のトレーサビリティの強化、新築施工現場における建設副産物発生量の抑制などの効果をあげ、システムの改善についても取組んでいた。

次世代型ゼロエミッションシステムの概要は、各施工現場より排出される建設副産物の重量をICタグ及びIT技術を効果的に用いることで、1棟ごとに実測把握するとともに、分別状態の良否を含む排出の状況を正確に把握することを目的としている。

これらの実測データを集計、分析、検討することにより、現場の状況を関係者にフィードバックし、生産工程、施工工程の改善につなげることが可能となる。

システムの効果は、廃棄物の追跡、事業所内の廃棄物発生量の削減やリサイクルの推進を実現し、排出事業者としての社会的責任(CSR)の推進に、より具体的に取り組むことができる。

実測を行うことにより、分別精度の更なる向上が見込まれ、従来は焼却による熱回収でのリサイクルであったものが、マテリアルリサイクルが可能となり、一部については、有価売却が可能となった。

今後、実測データを集計、分析、検討することにより、現場の状況を関係者にフィードバックし、生産工程、施工工程の改善につなげることが可能となる。

問合せ
(株)日本総合研究所
創発戦略センター
武藤一浩
TEL.03-3288-4649

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