(株)シーネットは、味の素エンジニアリング(株)と共同して、倉庫管理システム「C_Net Himalayas」をベースにカスタマイズした食品工場向けシステムを開発し、味の素グループで各種香辛料の製造・販売を行う「(株)ギャバン」の新栃木工場に導入した。
工場内で必要とする「原料・半製品」の在庫管理、新たに生産管理システムと連動し、工場内の資材管理やロットトレースに対応した、「生産現場」との親和性を高めた食品工場向け在庫管理システムとなっている。
ロットトレースについて、原料が入荷された日付をWMS側でロットNOに付加し、生産管理システム側では製造指示書にロット指定でWMS側に出荷予定を行なう。
また、生産ラインからの半製品入庫に関しては生産管理システムから新たなロットNoを付番されWMS側で在庫管理を行なう。
さらに、半製品の出荷指示データは、生産管理システムの製造指示書データから抽出し、生産ラインからの入庫予定データは生産管理システムからの製品出来高実績データから取得するなど生産管理システム特有のデータと連携する。
このほか、製造エリアにて、工程への投入完了した商品の再入庫機能、生産管理システム連携に必要な二次元コード対応も行っている。
シーネットでは、食品関連分野を中心に導入実績を持つ「C_Net Himalayas」と味の素エンジニアリングのMES(製造実行システム)、生産管理システムを連携させることにより、工場内物流システム分野を含めた総合的なソリューションを提供する。
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