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伊藤園/レンゴーと共同でお茶入りダンボールを開発、物流面も環境配慮

2007年04月17日/未分類

(株)伊藤園はレンゴー(株)と共同で、茶殻を配合した「お茶入りダンボール」を開発し、伊藤園の茶系飲料製品の包装材として4月から活用を開始した。

お茶入りダンボールは、飲料製造工程で排出される茶殻を、環境面に配慮して含水のまま使用。

これまで、飲料工場で排出された茶殻は水分率と温度が高く腐敗しやすいため、有効活用するには事前に茶殻を乾燥させる必要があると考えられていたが、茶殻を乾燥させるためには石油資源を必要とし、環境に負荷をかけることから、再利用は困難だった。

今回、伊藤園は茶殻を含水のまま保存・配合する技術を段ボール製造工程に応用し、茶殻を乾燥させることなく、段ボールの通常製造工程に負荷をかけずに、段ボールに茶殻を配合させることが可能となった。

段ボールに茶殻を配合することで、紙原料の使用量を削減する。お茶入りダンボール1枚当たり、緑茶飲料「お~いお茶」500mlPET約2本分に使用される茶殻が配合されるという。

また、リサイクルの運用の仕組み構築に際し、茶殻の「輸送」面でも環境に配慮。レンゴーが段ボールを輸送する「帰り便」は、これまでは空の状態だったが、帰り便を活用し、伊藤園委託飲料工場に立ち寄り、排出された茶殻をレンゴーに輸送する。


輸送は段ボールの帰り便を利用

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