丸八倉庫（株）は、同社の三芳倉庫（埼玉県）でテナント交代の際に、前の賃借者との間で賃貸契約を巡るトラブルがあったことから、提訴に踏み切った。また、違約金の受け取りが下期にずれ込む見通しのため、4月26日、19年11月期中間連結業績予想を下方修正した。
同社は賃借者と違約金を巡り交渉を進めてきたが、相手方との交渉が不調に終わったことから話し合いによる解決を断念、提訴に踏み切ったもの。
これにより中間期業績予想数値が下振れする可能性が出てきたため、業績予想数値を修正。
上期の単体売上高は中間個別業績予想の17億8300万円から7500万円減少し、17億800万円とした。経常利益は営業費用などにほとんど変動がないことから、7500万円減少の1億8400万円、当期純利益は4500万円減少の9500万円。
下期売上高は違約金が下期にずれ込むために増加するが、通期ではほとんど変化がないとしている。
また、連結では子会社の丸八クリエイト（株）と大手ディベロッパーとの共同事業が合意に達したことで、開発予定の土地の一部を相手方に売却したことに伴い不動産売上高が7億4200万円増加する見込み。
この結果、連結売上高は中間連結業績予想比6億9300万円増加の38億5500万円となる見込み。経常利益は6100万円増加の4億1900万円、当期純利益は3600万円増加の2億2200万円と予想している。
