丸八倉庫が1月14日に発表した2008年11月期決算によると、売上高は49億4200万円（前年同期比26.6％減）、営業利益6億1800万円（23.8％減）、経常利益5億3200万円（35.1％減）、当期利益2億1200万円（54.8％減）の減収減益となった。
事業別の概況は、物流事業が首都圏での物流量は前期比で微増となったが、保管料など各種料金が低迷していた。このため営業に全力を傾け、草加営業所の寄与などもあり賃貸収入が2億200万円増加した。文書保管など保管料も5900万円増加。反面、仙台地区は不振が継続し、仙台営業所、子会社の東北丸八運輸の売上高が落ち込んだが、物流事業売上高は45億9300万円、営業利益は9億1000万円と増収増益を達成した。
不動産事業は、第4四半期に予定していた不動産売上が不調に終わり、大きく落ち込んだ。1月に仙台で完成した賃貸マンションは全室稼動しているが売上高7億6600万円、営業利益は1億5000万円と減収減益となった。
通期の業績予測は売上高52億3100万円（5.8％増）、営業利益6億5000万円（5.1％増）、経常利益5億4400万円（2.2％増）、当期利益3億600円（44.0％増）と増収増益に転じると見込んでいる。
