富士フイルムホールディングス（株）が2005年から取り組んできたイメージングソリューション部門の構造改革は、SCM強化などが順調に進展し、完了した。
イメージングソリューション部門では、2006年3月期から2007年3月期にかけて、カラーフィルムなどの写真感光材料分野で、日米欧の感材3極生産体制再編、販売・流通での人員スリム化と徹底的な経費削減、研究開発投資の大幅縮小、ラボ拠点の統廃合を進めてきた。
また、デジタルカメラなどの電子映像事業の分野では、高感度路線を中核とした特長ある商品ラインアップの強化、国内生産体制の縮小と中国量産体制の確立、徹底的な経費削減とSCM 強化によるトータル在庫削減などの改革を進めた。
