（株）ニチレイのロジグループ本社の子会社で、輸配送と物流センター運営業務を担当している（株）ロジスティクス・ネットワーク（代以下：ロジネット）は、全国の協力運送会社（ロジネット協力会）68社向けに、統一仕様の冷凍車を作成し、順次導入する。
ロジネットは全国で約4,000台のトラックを運用しており、うち、4トンレギュラー車両については約5年をかけて仕様を共通化する。
今回の取り組みは、環境負荷の低減と物流品質の向上を目的に取組み、新しく導入する冷凍車は、新長期規制のNOX（窒素酸化物）／PM（粒子状物質）値をさらに10％低減した中型冷凍車で、トラックのボディや冷凍機も、配送品質を高めるために高品質化している。
調達は、オリックス自動車（株）のメンテナンスリースを活用し、従来は協力会社ごとに行っていた冷凍車の調達をロジネットと連携して、オリックス自動車が一括して行うことにより、スケールメリットを活かした低コストでの調達が可能になる。
また、オリックス自動車の車両管理ノウハウを活用することにより、車両コンディションの維持を図るとともに車両の一元管理が実現できる為、輸配送の品質向上も期待できる。
導入計画は、初年度目標を50～100台の調達を計画し、以後、毎年更新する車両と新規事業に関る車両について、新たにシステム車両を導入していく。
5年後を目標にロジネットの4トンレギュラー車両については統一仕様の車両となる予定で、さらに車両部品、燃油と保険等についても、今後共同購入を取り進めていく。
