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トヨタ自動車/2006年度自動車再資源化94%

2007年05月31日/CSR

トヨタ自動車(株)は、自動車リサイクル法に基づく、ASR・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2006年度(2006年4月~2007年3月)再資源化等の実績を公表した。

自動車リサイクル法において、自動車メーカー等は特定3物品の引き取り、リサイクル・適正処理の義務を担っている。同社は、ASRについては豊通リサイクル(株)に、エアバッグ類とフロン類について、業界共同で設立した中間法人自動車再資源化協力機構に業務委託し、全国における特定3物品の引き取り・リサイクルを適正かつ効率的に行っている。

その結果、トヨタの2006年度再資源化等実績は、ASRの引き取りが96万台、重量にして19万トンで、うち13万トンを再資源化した。ASR再資源化率は通年で66%となり、2010年度法定基準50%を上回るとともに、特に年後半では約71%と2015年度法定基準70%を上回る結果となった。

これは、ASRリサイクル施設やリサイクル率の高い全部再資源化施設への重点投入を通じ実現したもので、車両のリサイクル実効率に換算すると通年で約94%に相当する。

さらに、エアバッグ類の引き取りは19万台(43万個)で、回収での再資源化率は94%と、法定基準85%を上回る水準を確保した。フロン類についても適正に破壊処理を行った。

なお、トヨタが特定3物品の再資源化等に要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて84億3,407万円となり、資金管理法人から払い渡しを受けた顧客からの預託金総額80億9,185万円を3億4,222万円上回った。

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