(株)シーネットは、ルート集配ドライバーが入力する出発・着荷などの情報を簡単に行い、ドライバーの負担を軽減するシステムで特許を取得したと発表した。
特許名称は「タイムスケジュール管理システムとモバイル端末装置」で、荷主から配送先情報を入手した運送会社が、配車予定と配送指示を送信。配送係のドライバーは携帯電話、PDAなどのモバイル端末で受信し、画面上に指示される情報を配送作業に基づいて「正」「否」など簡単な入力操作を行うだけで運行管理が行えるもの。
入力情報はサーバに登録され、荷主、配送会社は予定のタイムスケジュールと配送結果を画面上で比較、容易に配送状況、遅れなどを確認することができる。
また、モバイル端末を使用するため、巨額な費用、大掛かりな設置工事を必要とせずに導入可能。
WEB上でリアルタイムに確認できることから、荷主は運送会社の担当者に問い合わせをする必要なく、いつでも配送作業が順調か否かの確認ができる。
同社では「特にSCMに関係するトレーサビリティーが機能として携帯電話を利用する応用例が最近増しているが、その基本的ビジネスモデル特許として重要な取得となった」としている。シーネットでは、自社ASPサービス「着トレ」に同特許を組み込んでいる。
特許番号3950331号、取得日は4月27日付。