シーネットは3月21日、千葉銀行と連携して新たなSCMの仕組みを構築し、「新用度品管理システム」として3月から稼動を開始したと発表した。
システムの管理対象は、用度品と呼ばれる銀行内で使用する印刷物・契約書・文具・広告宣伝物など。用度品の管理業務全般について、「在庫の見える化」を核として供給元であるサプライヤー・本社主管部・関係各部・本部倉庫・支店をトータルに管理できるSCMを構築、物流倉庫業務の合理化を中心として用度品管理業務全般の効率化推進、調達・在庫コストの削減を図るもの。
シーネットが展開している倉庫管理システム「CX-Himalayas」をバージョンアップし、倉庫管理機能だけでなく支店発注、サプライヤーへの発注を含む需給管理機能を実装。
また、完全ASPシステムとして基幹システムと切り離すことで、基幹システムの大規模なカスタマイズを行わなくても連携が可能となっている。
シーネットによると「システムの稼動により用度品調達コスト・在庫コスト、物流倉庫運営コストなどを合わせて20%程度の削減と間接部門業務での新たな付加価値の創出、業務改善意識の高揚が期待できる」としている。
また、同社では「新用度品管理システム」以外に、証券業界向けに「目論見書発送システム」もリリースすることにしており、金融業界向けシステムの販売に注力、地方銀行、第二地方銀行、証券会社向けに販売を行い、3年で30社の導入を計画している。
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シーネット/自社製WMSベースに金融向け用度品管理ASPを開始
2008年03月24日/IT・機器
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