ディー・エイチ・エル（DHL）は7月5日、国際航空貨物輸送サービスを手掛けるアトラス・エア・ワールドワイド・ホールディングス（AAWW）の子会社、ポーラーエアカーゴワールドワイドと戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。
DHLの国際エクスプレス部門DHL Expressは、この取引の一環として1億5000万ドルを投資し、ポーラーエアカーゴワールドワイドの株式の49%と議決権の25%を取得する。
契約に含まれる商業協定により、今後20年間DHL Expressは主要なグローバル市場でポーラーエアカーゴの輸送能力を確保できるようになり、AAWWは35億ドルの収益を得る見込み。
またDHL Expressは、AAWWの別子会社であるアトラス航空の輸送力を活用することも可能になり、高い輸送能力を長期的に確保することで、太平洋路線での輸送時間を短縮、アジア-米国間の貨物輸送サービスを向上させる。
ポーラーエアカーゴは引き続き独立企業として運営を行い、DHLやDHLのビジネスユニットとの統合は行わない、としている。
