三和倉庫(株)は7月6日、2007年度を初年度とする3か年の中期経営計画「ステップ・アップ三和倉庫」を策定した。
危険品など得意分野への特化と設備増設により、物流基盤の拡大・強化を目指すとともに安全の確保と品質の向上、環境経営を推進する。
経営目標としては、計画期間中に売上高56億円以上、営業利益4億7000万円以上、経常利益4億7000万円以上、当期純利益2億6000万円以上、配当金1株7円以上――を目指す。
危険品に特化するため、3PLなど積極的な提案型営業を推進。川崎事業所で危険品倉庫の増設、リニューアルを行う。
品質・環境面では、ISO9001活動を軸に安全確保と品質向上を推進し、「グリーン経営」の認証取得を目指す。
また、経営資源の効率化を図るため、2008年4月をめどに、内部統制の推進を目的とした組織改正を行う。
財務・人事面では、フリーキャッシュフローを重視し実質無借金の継続。優れた人材の確保から、定年退職後引き続き優れた経営補佐能力、後継管理職者の育成に熱意を持つ上級管理職者を対象に「マスター」の職位を制定し、活用する。