新疆ウイグル自治区の首都ウルムチ市のナヤム・ヤシーン市長は7月10日、「ウルムチ市は中国の西への開放拠点として充分にその力を発揮できるよう、自治区の近代物流整備を強化し、中央アジア地域に目を向けた国際物流拠点を建設する」と発表した。
ウルムチ市で開催された2007中央アジア経済貿易フォーラムで同市長は「ウルムチ市は、かつて古代シルクロード上の重要な都市であり、現代ではユーラシア・ランド・ブリッジの中心都市でもあり、新疆の中央アジア地域向け貨物輸送の要の都市である。市の人口は現在200万人を超え、中央アジア地域で最も人口の多い都市の1つとなった｣と紹介した。
中央アジア８カ国と隣接する地理的優位性を備える同市は交通の便が良く、100以上の国内線と国際路線を有し、国境貿易が盛んで国家レベルの対外開放税関は７カ所と中国で最も税関の多い都市の１つであり、すでに近代物流発展の基礎を備えている。（日中経済通信）
