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ホンダ/鈴鹿で基幹部品物流センター稼働

2007年07月17日/物流施設

本田技研工業(株)は7月13日、四輪・汎用製品の補修用部品を扱う「鈴鹿物流センター」の稼働を発表した。

<鈴鹿物流センターの外観>(クリックすると拡大します)

<チャーター便による効率輸送を実現>(クリックすると拡大します)

狭山地区と鈴鹿地区に点在する複数の倉庫を集約・一元管理することで、部品物流の効率化、顧客満足の向上を狙う。販売店には鈴鹿物流センターから全国75の出先倉庫を経由し、補修部品を供給する。

投資額は200億円で、敷地面積6.4万㎡に3層構造の物流センター兼部品倉庫を建設。総床面積は16万㎡に達する。

同センターの稼働により、倉庫間の横持ち輸送が不要となり、集中輸送に伴うチャーター便の採用でリターナブル容器の利用が可能となるなど、コスト削減に加えて物流領域でのCO2排出量の低減に貢献。

チャーター便を採用したことで、路線便で発生していた混載時の積み替え作業が不要となるため、輸送時間が短縮。これにより「翌朝着荷がほぼ全国で可能となる」としている。

新センター稼働を機に、狭山・鈴鹿地区の賃借倉庫を返却し、在庫管理と集荷管理を新センターに集約。また、リターナブル容器の採用に伴い、簡易包装への転換を図るとともに、自動搬送機の導入やシステムの刷新、高層ラック、棚のフレキシブル化など庫内作業を改善、省人化、保管効率の向上を図る。

環境面では、輸送距離の短縮と簡易包装化のほか、「エコアイス」を採用したことでエネルギーコストの削減も実現した。

■施設概要
稼働開始:2007年6月
投資額:200億円
所在地:鈴鹿市御薗町(鈴鹿サーキット隣接地)
建築面積:6.4万㎡
総床面積:16万㎡(3層構造の物流センター兼部品倉庫)
従業員数:900人

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