大阪ガス(株)の創業100年事業「天然ガスドリームタンカープロジェクト」で制作した絵画で彩られた液化天然ガスタンカー「LNG DREAM」が、日本船舶海洋工学会のシップ・オブ・ザ・イヤー2006選考委員特別賞を受賞した。
<アートの描画面積は計4000㎡に達する>(クリックすると拡大します)
同船のタンクに描かれたアート作品が評判となり、多くのマスメディアに取り上げられたことで、「広く社会一般に海洋思想の普及を図るというシップ・オブ・ザ・イヤーの趣旨に合致した」ことが評価されたもの。
同船は、2006年9月に(株)川崎造船坂出工場で竣工。液化天然ガスを積載する4基の球形タンクが、画家・ジミー大西氏と40名の子供たちによるコラボレーションで完成した、さかな・カニ・エビ・かめをモチーフにしたアート作品で飾られている。
アート作品の1つ当りの大きさは、高さ約18.4m、幅約43.4m、8つ合計で約4000㎡となり、輸送手段に貼られたグラフィックスとしては世界最大だという。
同船は現在、主に西オーストラリア州から大阪ガス向けの液化天然ガス輸送に従事している。