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三菱重工業/インドに小型ディーゼルエンジンの製造・販売会社設立

2007年07月27日/物流施設

三菱重工業(株)は、インドの耕運機・トラクターメーカーであるVTTL社(V.S.T.Tillers Tractors Ltd.)と共同で、小型ディーゼルエンジンの製造・販売会社を設立することで合意した。

好調な経済成長を背景に、携帯電話の中継基地向けや電力不足対応の発電セットの需要が急増するなど、小型エンジン市場が急拡大している同国へ本格的に参入し、メインプレイヤーとしての基盤を築くのが狙い。

ノックダウン方式で本年12月から生産を開始し、順次、現地調達率を拡大していく。立ち上がり当初の年間生産能力は約3万台。

合弁新社MHI-VST DIESELENGINESは、三菱重工業からの技術供与を受け、排気量0.64~1.76リットル(出力4.7~36.8kW)の高性能ディーゼルエンジンの生産・販売・サービスを手掛け、初号機の完成は本年12月。「MITSUBISHI」ブランドでインドおよび周辺国への販売を計画している。

資本金は約11億円。出資比率は三菱重工業90%、VTTL社10%。VTTL社の所在地のあるカルナータカ州の州都バンガロールから南西約150kmに位置する古都マイソールに本社を構え、ことし11月竣工予定で新規の生産工場を建設する。従業員数は当面約60人、3年後145人体制を目指す。

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