アートコーポレーション（株）は9月5日、（株）コムスンの子会社で託児所の運営、ベビーシッターの派遣などを手掛ける（株）コティ、（株）グレース2社の株式を取得することを決めた。
コムスンは介護拠点などのネットワークを活用し、託児所運営やベビーシッター派遣などの保育事業との相乗効果を見込んでいたが、介護・同関連事業の移行を進めている関係で、アートに全株式を譲渡することとしたもの。
アートは引越事業を中核に「生活総合産業」を掲げ、その一環として保育園運営事業「パンプキンガーデン」を営んでいる。コティ、グレース2社が運営している保育事業を譲受け、両社の事業を継続するとともに、自社の事業拡大につながると判断した。
株式取得にあわせて、コティのコムスンに対する借入債務1億250万円、グレースのコムスンに対する借入債務5037万円について、株式譲渡日にアートが両社に貸付ける形をとり、コムスンに返済される。
株式の譲渡は9月6日に契約を締結し、同日中に引き渡される。
