東レ(株)は9月27日、ファッションアパレル子会社の東レ・ディプロモード(株)とサンヱオリジン(株)を10月1日付で統合し、総合ファッションアパレル事業を戦略的に展開していくと発表した。統合により、ファッション情報や商品トレンド情報の共有化による商品企画力の向上、素材・ブランド・販売チャネルの相互活用、経理・財務・物流などの間接業務の合理化を進める。
統合スキームは、新たな会社として東レ・ディプロモードを設立し、従来の東レ・ディプロモード社の高級婦人服の輸入・製造・販売事業とサンヱオリジン社の水着の製造販売事業を、新「東レ・ディプロモード(株)」に事業譲渡するもの。
新会社は今後、独自のシーズン性を持つ高級婦人服と水着を総合的に取り扱うことにより、これまで2社が培ってきた経営基盤を活かし、総合的なファッションアパレル事業を展開する。新東レ・ディプロモードとしての事業計画では、2010年度で60億円の売り上げを想定している。