川崎汽船(株)は10月24日、LNG(液化天然ガス)船船員研修が国際的な船員訓練基準「SIGTTOスタンダード」を満たしている研修であるとの認証を、ノルウェー船級協会であるデットノルスケベリタス(DNV)から取得したと発表した。
SIGTTOは国際ガスタンカー運航者・基地操業者協会の略称で、欧州メジャー各社、ガス会社、電力会社、ガスタンカー運航会社、ターミナル会社などが参加。LNG、LPG(液化石油ガス)の生産・輸送から消費までの事業全体の安全確保を目的として活動している。
川崎汽船は1983年、日本初のLNG船「尾州丸」の竣工・引渡しを受け、LNGの輸送を開始し、8月現在でLNG船隊は48隻(建造中含む)となっている。2010年代半ばには約90隻にまで拡大させる。