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チベット自治区、鉱産物物流貯蔵基地建設で鉱業の発展を促進

2007年11月05日/国際

青海チベット鉄道の巨大な潜在力を最大限度に実用化し、その運輸力を十分に活用するために、チベット初の鉱産物をメーンとした貯蔵物流基地を建設していることが、1日明らかになった。この基地はチベット産鉱産物を統一して貯蔵する重要な集散地であり、鉱産物出荷の中継点ともなる。

このプロジェクトの責任者で、チベット自治区土地調査区域調査大隊の許孝青副大隊長によると、チベット自治区土地調査局と青海チベット鉄道本社が合同で組織するチベット鑫達鉱産物物流貯蔵基地はラサ駅の西の貨物置場付近に建設されており、敷地面積は約200ムー(約1333.4アール)、第1期の投資額は約1000万元となるという。

許副大隊長は、「環境保護の観点から、物流基地の落成後、鉱産物を一括して貯蔵すれば、ラサの汚染を極力回避することになる」と話す。鉄道開通前は、輸送コストが高かったため、高価値で高品質の鉱産物ばかりを採掘してきたが、現在は輸送コストが大幅に下がり、品質がそれほど高くない鉱産物も採掘できるようになった。物流貯蔵基地の建設によりチベット鉱業の発展を促し、その関連産業のサービスも拡大されることが期待される。

同物流基地の運営が始まれば、毎年少なくとも40万トンの鉱産物が輸送される見通し。来年初めには建築工事が完了し、テスト運営される予定。(新華社/日中経済通信)

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