日本とASEAN10か国による5回目の日ASEAN交通大臣会合は11月2日、「日ASEAN物流人材育成ガイドライン」などを承認、共同大臣声明を発表して閉幕した。
会合では、日ASEAN地域における航空セキュリティの向上を目的とした「日ASEAN航空保安向上計画」、物流に関する人材育成の推進方法や日ASEANそれぞれの役割分担などをとりまとめた「日ASEAN物流人材育成ガイドライン」を承認。
日ASEAN交通連携の既存21プロジェクトの着実な進展を確認し、今後も積極的に取り組むことを確認したほか、プロジェクトの今後1年間の行動計画を承認した。日ASEAN交通連携21プロジェクトについては、物流、環境、安全・安心、人材育成などモード横断的なテーマの検討といった枠組みの見直しなど今後のあり方・方向性を検討した。
次回会合は、2008年にフィリピンで開催することで合意した。