(株)テクノアソシエは11月5日、米国子会社ティー・エー・アメリカ・コーポレーションの子会社であるテクノアソシエ・デ・メヒコ・エセアデセベが、東部・中央部メキシコ地域の顧客にきめ細かいサービスの提供と拡販を行うため、メキシコ・モンテレイ市に営業・倉庫事務所を開設すると発表した。
モンテレイ市には67の工業団地と約400の企業があり、多くの自動車部品・家電メーカーが進出。地理的には国境のラレイド・マッカレンまで車で2、3時間と再輸出拠点として有利で、米国の自動車メーカーは日系を含め南部へ工場進出していく傾向であることから、同地区への進出に拍車が掛かると予測した。
同社の顧客企業の大半は、部品の供給を米国や日本などの国外からの調達に依存し、緊急時の対応に苦慮していることから、現地での在庫保管・調達機能を持つテクノアソシエの進出ニーズが強かったという。
メキシコ国内の顧客には、ティー・エー・アメリカ・コーポレーション中西部拠点からの物流日数の大幅短縮が実現できるほか、関税と一部の出荷費用の削減が可能となる。同社では「倉庫・物流機能のみでなく、営業と品質保証部門を備え、よりきめ細かいサービスを展開する」としている。開設は2008年1月。