住友金属工業（株）と鴻池運輸（株）の子会社、鹿島選鉱（株）は、ダスト再資源化用のロータリーキルンの建設を決めた。
設備「RC資源循環炉」は、今回の投資により鹿島製鉄所のRC資源循環炉は2基になり、これにより、両社は産業廃棄物ダスト再資源化事業を拡大し、「パーフェクトリサイクルシステム」と呼ばれる、ダストから、鉄や亜鉛などの有価金属を、2次廃棄物の発生なしに回収するシステムが、完成する。
RC資源循環炉建設の概要
ダスト処理能力：20万トン／年（40万トン／年）
還元鉄製造能力：11万トン／年（22万トン／年）
亜鉛回収能力：5,500トン／年（11,000トン／年）
投資額：約60億円（今回は鹿島選鉱が全額投資、1基目は住友金属が保有）
建設場所：住友金属鹿島製鉄所内鹿島選鉱メタルサークルカシマ工場
着工時期：2007年11月
稼動時期：2009年6月
