(株)タダノ、三村鉄工(株)、(株)村上製作所の3社は、中国の北京京城重工機械有限責任公司との間で、建設機械用油圧部品の製造・販売を行なう合弁会社を設立した。
タダノは、2008年の北京オリンピック、2010年の上海万国博覧会開催に向け、道路や橋梁などの社会資本整備、ビル建築などの旺盛な建設需要で、建設機械需要が大幅に拡大していることから、海外事業の拡大を図る。
中国市場では既に、トラッククレーン製造・販売の拠点として北京京城重工機械有限責任公司と合弁で、2003年3月に北起多田野(北京)起重機有限公司を設立、総経理を派遣して経営に当たり、製造・販売サービスの向上・強化を図っている。
今回の合弁では、高品質の油圧部品供給による北起多田野製クレーンの品質向上、将来的にはタダノグループ向け油圧部品の供給拠点とすることを目的に、また三村鉄工、村上製作所は将来的に両社が扱う油圧部品の供給拠点とすることを目的として、合弁設立に至ったもの。