中央化学（株）の物流効率が悪化している。
上半期からの「生産効率アップに向けた生産設備等のリニューアル投資」の継続と並行して、第3四半期からは、閉鎖工場などからの生産移管も順次進めているが、「品質維持と安全確保の重視に伴ない、生産量減少や材料歩留悪化などの生産性低下」がみられ、生産量減少をカバーするために横持物流が増加するといった、物流効率悪化が生じている。
同社によると、こうした生産性低下・物流効率悪化による収益悪化の影響は、閉鎖工場からの生産移管が完了する12月まで続き、影響額は工場ごとに1億円ずつ程度と想定していたが、移管先工場での受入れ、投資設備の検収や新製品生産などが重複。影響時期は変わらないものの、影響額は、生産性低下・物流効率悪化それぞれ約3億円程度拡大する見通し。
