米ARCアドバイザリーグループが行った輸送管理システム(TMS)の世界市場動向調査によると、2006年に10億ドルの大台を超えた市場規模が2007年は「少なくとも7%成長する可能性がある」として、11億ドルを超える可能性が高いことが分かった。
また、ARCでは2011年には15億ドルを超え、7.3%の年平均成長率を示すと予測しており、「輸送操業管理をスプレッドシートとファクスで処理しているところは、可視化と管理の向上を実現しなければ、コスト増とサービスレベル破綻が避けられないことを認識している」として、TMS需要を後押ししていると指摘。
ARCのロジスティクス・エグゼクティブ協議会のダイレクターで、最新の「輸送管理システムの世界市場動向調査」レポートの著者エイドリアン・ゴンザレス氏は「TMS市場は、国際貿易管理ソリューションに対する継続的な需要、フリート管理ソリューションに対する再活性化した市場、ロジスティクスサービスプロバイダ(LSP)への販売増大、ヨーロッパ、中堅・中小企業向け分野における好調な動きなどに促進され、我々が過去2年間予測したより速く成長した」とコメントしている。