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日本コムシス/無線ICタグ活用、資材の盗難防止システム開発

2007年12月07日/IT・機器

日本コムシスは12月6日、無線ICタグを利用した資材の盗難防止システムを開発し、現在6支店で実証実験を行っていると発表した。金属類の価格上昇などに伴い、建設工事現場などにある資材の盗難事件が多発していることから、盗難を未然に防ぐ装置として開発したもの。

盗難防止システム「御用ダ!!」は、振動センサ内蔵の無線ICタグを取り付けた資材が移動したり振動すると、特定小電力無線で自動的に電波を発信する。発信された電波を主装置が受けると、警報音が鳴り出したり、光を発したりすることで不審者を威嚇し、盗難を未然に防ぐことにつながるという。

1台の主装置に対して最大20個までICタグを登録することが可能で、主装置が異常を検知すると、検知情報がNTTドコモのDoPa(ドゥーパ)網を介してサーバに送信される。サーバから管理者の携帯電話やパソコンにメールで通報することができるため、リアルタイムでの対処も可能。

充電式バッテリーによる駆動が特徴で、工期が短く電源のない工事現場などでも利用することができるほか、配線作業が不要なため、設置・撤去作業も簡単に行うことができる。設置する主装置とICタグの距離が最大で50メートルまで対応でき、従来製品に比べてより広範囲での設置に対応する。

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