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日本コムシス/社内物品をRFIDタグでリアルタイムに一元管理

2007年10月12日/IT・機器

日本コムシス(株)は、オフィス内の情報セキュリティを強化するラック型鍵管理システムの販売を10月から本格的に展開する。

社内で多数の鍵や物品を共有・管理する必要が高い設備事業関連の企業や、物流・運送関連企業を主な対象に、今年度の販売目標は1億円。

ラック型鍵管理システムは、企業の社員が共同で利用するオフィス内の鍵やパソコン、CD-ROMやUSBメモリといった外部記憶媒体など、厳重な管理が必要な物品にRFIDタグを取り付けて使用するもので、RFIDタグを取り付けられた物品は、IPネットワークを通じてリアルタイムで予約・持ち出し・返却状況を一元管理することができる。

利用者はどこからでもパソコンを通じて、保管している物品の中から「誰が」「いつ」「何を」利用するかを予約することができ、利用する際にはIDカードをかざしてラックを開錠する。

開錠と同時に、その利用者が利用予定となっている物品のRFIDタグの位置にあるLEDライトが発光して利用者に知らせ、予約している内容以外の物品を取り出そうとすると、アラームが発生し、許可なく物品を持ち出すことを防ぐ。

またラックに返却する際にも貸し出しの際と同様に返却者を確認することができ、ラックの扉の開閉や物品の取り出しと返却、また予約外の物品を取り出そうとした場合など、全ての履歴が管理パソコン側に蓄積されるため、社内の情報セキュリティ対策を強化できる。

同システムは、ラック1台につき最大70個のRFIDタグを使用することができ、複数のラックを組み合わせて利用することもできるため、管理対象となる鍵や物品の個数に応じてラックを導入することができる。

ラック内のレイアウトはカスタマイズが可能なため、保管する物品の大きさや形状に合わせて自由にデザインすることが可能。

日本コムシスでは、これまでに関東・甲信越に展開しているフィールドエンジニア関連の企業11ヶ所に同システムを50台導入し、今後もさまざまな企業にラック型鍵管理システムを積極的に販売する。

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