書籍卸などを手掛ける春うららかな書房は12月14日、京葉流通倉庫への物流委託を決めた。
春うららかな書房は、福井県上中町の本社物流センターをマザーセンターとして、全国2拠点の配送センター（東京都板橋区、愛知県）で、一部を委託しながら物流業務を行っていた。
しかし顧客数拡大、コミックレンタル市場の伸張に加え、多頻度・リードタイム短縮などの物流サービスに対する要求が高まるとともに、板橋物流センターの物流処理能力がピークに達しつつあるとして、大幅な物流体制の見直しを進めた。この結果、「出版・書籍物流で高い実績を持つ京葉流通倉庫に物流業務を委託し、配本能力の強化を図ることが最も効率的・効果的」と判断し、物流業務委託基本契約書を締結。
新物流体制稼働により、庫内生産性の向上、リードタイムの短縮、在庫管理の一元化による顧客サービスレベルの向上など、物流業務全体の最適化を図る。コスト面でも、業務委託による社内人材の活人化、新たな設備投資の回避、固定費の低減などキャッシュフローの改善を図り、顧客サービスの向上と物流コストの低減を同時に実現させる。
物流委託内容は、指定先への商品の仕分け・配送業務を含む物流業務全般で、2008年4月2日から委託を開始する。
