日本ロジスティクスファンド投資法人は12月20日、日本アクセスが中部地域の配送センターとして利用している物流拠点「小牧物流センター」を21億円で取得すると発表した。引渡し日は12月27日で、取得先は鴻池組。
名古屋市街地、主要ゲートウェイへのアクセスが良好で、日本アクセスが中部地域の配送センターとして利用していることから「長期にわたる収益物件」と判断し、取得したもの。
中部地域の大消費地である名古屋市街地から15km圏内に位置し、消費者物流に適した立地であるほか、大手メーカーの生産拠点に近接していることから、生産者物流のニーズも期待できるとしている。また、工業専用地域内にあることから24時間稼動が可能。労働力の確保も比較的容易で、物流業務に適した立地条件を備える。
施設は、日本アクセスが中部地域における配送拠点として利用するために、自らの求める仕様を設計段階から反映させたDC型物流センターで、商品の温度帯別（冷凍、冷蔵、常温）管理を行うのに適した区画割りが施されており、入出荷、仕分け、ピッキング作業などを効率的に行うための広い構内スペースが確保されている。
また、運搬車両の頻繁な往来に対応可能な2面バースを備え、28台分の接車口の内15台分にはドックシェルターを設置するなど、食品の鮮度保持と施設内作業効率の向上やコスト削減に配慮している。
■施設概要
所在地（地番）：愛知県小牧市大字下末字長田790-1他
土地面積：1万1057.18㎡
用途地域：工業専用地域
構造・階数：鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺・2階建
建築時期：1994年8月5日
延床面積：9486.45㎡
