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富士通/航空分野向け大容量RFIDタグ開発、SCM効率化促す

2008年01月10日/IT・機器

富士通は、航空分野のメンテナンス情報管理に向け64キロバイトの大容量FRAM搭載のUHF帯RFIDタグを開発した。

このRFIDタグは、航空機の部品・整備情報を格納するために必要な大容量FRAMを搭載し、UHF帯RFIDの国際標準規格であるEPCglobal「Class1Generation2」規格に準拠するとともに、国ごとに異なる認可周波数帯に対応。

これにより、世界各国において航空機の部品・整備情報が共通的に管理されることで、高品質な航空機メンテナンスを可能にするとしている。

航空分野では、メンテナンス精度を高めるため、徹底した部品管理の取り組みがおこなわれているが、管理に使用されるRFIDタグに対してこれまで製品識別コードを格納するための数百ビットや数キロバイト程度のメモリでは足りなくなっており、部品情報や整備情報などを格納できるよう大容量化のニーズが高まっていた。

こうしたニーズの高まりを受け、64キロバイトの大容量FRAMを搭載したRFIDタグをこのたび航空分野向けに開発したもので、国や企業をまたがってやり取りされる航空機の大量な部品・整備情報のトレースが可能となり、メンテナンスの品質向上およびサイクルタイムの短縮、コストの削減が見込まれ「SCMに大幅な効率化」を実現できるとしている。販売開始は、2008年度第1四半期。

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