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デンソーウェーブ/3タイプのスキャナ発売、直印刷2次元コードの読み取りに対応

2007年06月12日/IT・機器

(株)デンソーウェーブは6月11日、各種素材にダイレクトマーキングされた2次元コードの読み取りに対応するハンディスキャナ「GT15Q」、ハンディターミナル「BHT-554QW」、固定式スキャナ「QD25」の発売を発表した。3機種合わせて、年間5000台を販売する計画。販売開始は、ハンディスキャナと固定式スキャナが、8月1日、ハンディターミナルが、10月1日。

ダイレクトマーキングは、紙に2次元コードを印字するより省スペースで印字ができ、紙が不要で安価に運用が可能なことから、自動車業界、電気・電子業界、航空業界など多くの分野でトレーサビリティ、生産管理用途として、活用が拡大している。

デンソーウェーブでは、ダイレクトマーキングされた2次元コードを工場の自動化ライン、組み立て工程、入出荷工程まで多様な場面で活用できるよう、用途に応じた3機種を販売するもの。

ハンディスキャナは主に組み立て工程向けで、ホストPCなどと接続可能。耐2m落下、保護構造IP54を実現した堅牢性ボディに、読み取り完了を振動で知らせるバイブレータや読み取りエリアをレーザ光で明示するエリアガイドマーカなどを搭載する。

携帯が可能なハンディターミナルは主に入出荷工程での使用に適しており、クラス最小・最軽量を実現したボディに、QVGAカラー液晶やIEEE802.11b/gに対応した無線LANなどの機能を搭載した。

固定式スキャナは自動化ラインへの組み込みに適しており、読み取り条件を自動的に検出するオートティーチング機能、読み取り条件を複数保存し、自動的に切り替えを行いながら読み取るデコードローテーション機能、読み取ったデータとあらかじめQD25に保存したデータを照合するデータ照合機能など、現場で求められる機能を搭載。

これらの製品には、2次元コード「QRコード」の開発メーカーとして培ったCCDセンサを用いた読み取り技術をベースに、部品に直接印字することで発生する背景ノイズや低コントラストなどの状態の悪いコードを読み取り可能な画像処理アルゴリズムを搭載し、確実な読み取りを実現する。

3機種は6月13~16日に東京ビッグサイトにて開催される「2007 自動車部品生産システム展」に出品する。

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