米Waitex／今後は中国業務を重点とし、中国本社を天津に設置

米Waitex インターナショナルグループ の会長兼CEO（最高経営責任者）で、「倉庫王」「ファッションの巨人」と称される中国系企業家・李学海（Howard Li）氏は９日、記者取材に応じ、同社は今後、中国業務に重点を置く方針で、中国本社を天津に設ける計画を明らかにした。
Waitexは全米最大の物流、倉庫配送、電子商取引をグローバル展開するチェーンサービス企業のひとつ。全米に10カ所以上の大型現代倉庫物流センターを擁し、建築総面積は30数万平方メートル、50社以上の世界有名企業に物流サービスを提供している。同社はまた、アパレルデザインと生産・輸出・卸売業務にも携わり、10以上の有名アパレルブランドを持っている。
李氏は「天津濱海新区は独特の地理的優勢を備え、海・陸・空各交通アクセスが便利である。また、人材の素質がかなり高い割に、マンパワーコストは比較的低い。ここには巨大な人流、物流、情報流および資金流が集まっている。弊社が天津に設立を予定している中国本社は、中国の物流配送センターおよびアパレル設計・生産販売センターとなる。また、大型ブランド商品アウトレットショップも天津に設立し、新しいタイプの商業・消費モードを展開する計画だ」と語った。
Waitexはすでに中国本社ビル建設用地を購入している。設計プランも決定しており、近く着工される見通し。
李氏は米ボワイトハウス大統領アジア太平洋事務顧問と中華海外友好会理事も務めている。（新華社／日中経済通信）