川崎汽船、三井物産、今治造船の3社は3月31日、共同で推進中のLNG船プロジェクトの第1船として、15万4900立方メートル型LNG船”トリニティーアロー”が今治造船グループの幸陽船渠で竣工したと発表した。
今治造船グループが建造する最初のLNG船。竣工と同時に川崎汽船グループの”K”Line LNG Shipping（UK）の船舶管理のもと、米国エネルギー会社シェニエールエナジー社の子会社との、最長10年間の傭船契約に投入する。
日本で建造されたLNG船では最大級のタンク容量を持ちながら、世界の主要LNGターミナルに入港可能な汎用性の高い船型が特徴。運航面でも19.5ノットで燃料消費量は一日約161トンと、高い経済性を備えている。
シェニエールエナジー社の米国LNG受入基地向けのLNG輸送を中心に、川崎汽船、三井物産の営業ネットワークを通じ、世界のLNGのトレーディングに配船される。
