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ニューシティコーポレーション/横浜港で大型物流センター建設に着工

2008年04月18日/物流施設

ニューシティコーポレーションは4月17日、横浜港・大黒埠頭近くで計画中の大型物流センター施設の名称を「ニューシティ横浜ロジスティックスパーク」とし、A棟の起工式を4月23日に行うと発表した。
プロジェクトは神奈川県横浜市鶴見区、大黒埠頭近くにある開発面積約22万8500平方メートルの敷地に、国内最大規模の総延床面積約57万1000平方メートルの物流施設4棟(地上7階建て)を建設、東京電力・横浜火力発電所に近接する地の利を活かして特別高圧2回線を受電し、停電による影響を最小限化した高機能物流センターを開発するもの。
スケールメリットを活かし、給油施設や展望レストラン、売店、ドライバーズラウンジ、簡易宿泊施設などのアメニティー施設を計画している。また敷地の緑地化については、横浜市条例で定めた緑化基準15%を大きく上回る25%の緑地面積を確保。
A棟の建築計画では、横浜市建築物環境配慮制度に基づく建築物総合環境性能評価システムでAランク評価を取得したほか、大地震による建物の損傷を最小限に抑え、荷崩れによる事故や荷物の損傷に配慮した「免震構造」、物流動線の効率を高める上り・下り専用のランプウェイを設置した「各階バース方式」を採用する。
A棟は敷地面積約4万7975平方メートルに、建物の延床面積約13万1869平方メートルの計画で4月に着工、2009年4月に竣工する。今後、ほかの3棟を順次着工していく。
ニューシティコーポレーションでは、横浜港や羽田空港へのアクセスに優れた、国内物流拠点として好立地な横浜ロジスティックスパークプロジェクトのほか、国際貿易が急成長している中国・上海市でも、同市の主要港や上海浦東国際空港へのアクセスが容易で、通関の簡素化や税金の還付手続きが優遇されている上海外高橋保税物流園区内にある物流施設、「外高橋物流センター・フェーズ2」(敷地面積約25万平方メートル)で投資事業を推進している。
■施設の概要
所在地:横浜市鶴見区大黒町43-1ほか
敷地面積:約22万8500平方メートル(A敷地4万7975平方メートル、B敷地約5万9747平方メートル、C敷地約5万5956平方メートル、D敷地約4万4211平方メートル、その他道路・提供公園)
延床面積:約57万1000平方メートル(A棟13万1869平方メートル、B棟約16万2357平方メートル、C棟約15万3870平方メートル、D棟約12万1575平方メートル)
建物構造:プレキャスト・プレストレストコンクリート造地上7階建(A棟)
竣工予定:2009年4月
設計・施工:鹿島建設横浜支店(A棟)


A棟の完成予想図

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