LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

3M/SCM関連子会社のハイジャンプを売却へ

2008年05月19日/IT・機器

3Mは、SCM関連子会社であるハイジャンプ・ソフトウェア(HighJump Software)について、テクノロジー産業系のベンチャー投資企業のバッテリー・ベンチャーズ(Battery Ventures)に売却することで同社と最終合意に達した。これによりハイジャンプは、独立性を持ったSCMソリューション企業として再出発することになった。具体的な売買契約条件については明かされていない。
バッテリー社ゼネラル・パートナーのデーブ・タボルス(Dave Tabors)氏は「当社はテクノロジーに基盤を持つ事業に進出することを目指している。こうした分野は、たゆまぬ革新と製品開発の歴史を持つ有望な市場である」とした上で、「ハイジャンプはSCMソフトウェア市場のリーダー企業であり、当社の事業戦略と見事に一致している」と説明した。
また、3Mトラッキング/トレース事業担当副社長のレミュエル・アメン(Lemuel Amen)氏は「当社は現在、資産の運用や、保全、セキュリティーに関するサービスを展開中の顧客に向けた、包括的なトラッキング/トレースのソリューション事業を刷新中だ。ハイジャンプについては、バッテリー社のもとでより多くのチャンスが得られ、その可能性を最大限に生かせると信じている」と述べている。
ハイジャンプは、SCMの実行ソフトおよび各種関連サービスの提供企業。米ミネアポリス州に本拠を持ち、世界中で350人の従業員を抱える。今回の売買契約締結後も引き続き、市場での地位を維持するための製品開発投資を積極的に行う方針で、世界で販売する各種製品のブランド名も「ハイジャンプ」のままとする。
バッテリー社シニア・アソシエートのジェシー・フェルドマン(Jesse Feldman)氏は「当社はこの18カ月間、SCMソフト市場を精査してきた。ハイジャンプは業界で最高のソリューションを提供できると確信している。当社が組織的に拡大するために、貴重な役割を果すことになる」と話している。
ハイジャンプ売買契約は、法的調整手続きを経て今年第2四半期中に締結する見通し。(翻訳)

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース